

ゼンマイで動くトラック。テレビ出演に関しては、恐らく日本に存在するゼンマイ仕掛けトラックのなかで最多の実積を誇ると思う。
仕事のなかったオブザアイが始めて担当した経済番組。戦後の復興、流通関連、高度経済成長といったイメージカットには必ず出演していた。なにかと便利なトラック。
ゼンマイで走るその音を聞くと、ラーメンをすすって徹夜で撮影していたあの頃を思いだす。
もう20年近くも前のこと。トラックは今でもよく走る。

オブザアイが制作した「PORTRAITS」がグッドデザイン賞・中小企業庁長官特別賞を頂いた。この本は受賞作品集。今でも表紙をひらくとあの頃の思いが甦ってくる。
仕事で行った場所にはマーキングしてある。今はGoogleで一瞬のうちに再チェックが可能になった。カメラをスタンバイした場所まで見ることができる。
そのアリフレックスのシリーズで撮影時に音声も一緒に採ることができるのがBLというカメラ。撮影時に録音もするので、駆動時の音は漏れないようになっている。これはそのBLの心臓部。白い矢印に沿って16mmのフィルムが走る。